組織・チームの一体感を創る
組織・チームの一体感が損なわれた状態では
どんな仕組みもどんな戦略も機能しない
と考えておくべきです。
一体感のベースは
経営者・社員1人1人の【心の在り方】にあります。
あなたの会社にはこんな悩み・症状はありませんか?
- チームワークが悪い、それどころか足の引っ張り合いをしている。
- あいさつに元気がない、愚痴・文句は多いが、笑顔・笑いは少ない。
- 仕事上最低限のコミュニケーションしか取らない。
- 問題意識はあるが、口だけの評論ばかりで、行動が伴わない人が多い。
- 「 社長の言うことはコロコロ変わって、ついていけない 」 と社員に思われている。
- 社員に自発性がなく、言われたことしかやらない。人によっては言われたこともやらない。
- リーダーのイライラが伝染し、萎縮してしまい、ノビノビと仕事ができない。
- 入社した社員。最初の1年はやる気だが、2、3年経つといつの間にか周りと同化している。
- 経営者や後継者が孤立感を感じている。
「 社長の仕事と会社の自働操縦化 」 と聞くと、 「 システム 」 や 「 仕組み 」 を思い浮かべるかもしれませんが、
具体的な経営の仕組み・経営ノウハウだけでは会社は成長できません。
仕組みやシステムを動かす、あるいは人が動くためのベースが必要だからです。
社員が自発的に動く状態を創るには何が必要でしょうか?
社員が自発的に動く状態を創るために必要なこと
- 社員が社長の考えや想いを理解し、共感している
- 提案や意見が受け入れられる風土 ( ×ダメ出しやマイナス評価の風土 )
- うわべだけでない、本質的な部分での信頼関係
- 社員のことを信じ、任せる度量
これらは、 「 システム 」 や 「 仕組み 」 ではなく、社長の心の在り方・心の習慣、社員との関係性の問題ですから、
最初に取り組まなければいけません。
制度やシステムを導入しても、 「 仏作って魂入れず 」 では機能しないのです。
魂とは、目に見えない 【 心・意識 】 の部分です。
成長に向けてのキックオフと同時に、まずは 【 心の習慣の切り替え 】 を行い、 【 組織とチームの一体感 】 を創ります。
以下はある調査の結果です。
調査結果
- 自分の属する組織が達成しようとしていることと、その理由を、はっきりと理解している人=37%
- チームや組織の目標達成に熱意を持っている人=25%
- 主要な目標を達成する上で、組織が自分の能力をフルに発揮させてくれていると感じている人=15%
- 強い信頼関係で結ばれた職場環境だと感じている人=15%
- 組織を完全に信頼している人=20%
- 組織内の他のグループや部署との間に、高い信頼関係と高度な協力関係があると感じている人=13%
サッカーのチームでいえば、どちらが相手のゴールかをわかっているのは、11人中4人。
勝負に関心があるのはわずかに2人。
自分のポジションと役割がわかっているのも2人だけ。
11人中9人は、敵よりも自分のチームメイトに対抗意識を持っているのです。
成長の壁を突破するための最初の一歩は、戦略でも仕組みでもありません。
「 組織に一体感があるかどうか 」 「 適切なメンバーが集い、その力を最大限に引き出し、生かせる環境があるかどうか 」 、
つまり 「 100% の力を発揮できるメンバーが同じバスに乗っているかどうか 」 です。
サッカーで言うと、 「 戦略やシステム・フォーメーション 」 と、 「 チームの一体感 」 のどちらがより重要でしょうか?
弱いチームや素人ほど、「 戦略が悪い、システムが悪い 」 と不満や愚痴をこぼします。
しかし、チームの一体感・信頼感があり、個々人のボールを蹴る・止める技術や体力がかね備わって初めて、
戦略やシステムが効果を発揮するというのは、サッカーの常識です。
100% の力を発揮するために必要なこと、それは、
「 経営者も社員も心の安定を保ち、各自がやるべきことを実行し、思いやり、助け合いながら信頼関係を築いている状態 」
つまり、 「 組織・チームの一体感 」 を創ることです。
