コンサルタントへの道
新卒で教育業界の会社に勤めていましたが、子どもの幸せと成長をサポートするにあたって、民間の教育現場で携わるだけでは超えられない壁を感じていました。子どもの幸せや成長に影響を与えるのは、まず家庭、そして学校があります。家庭での影響を考えると、親が幸せな人生を送っているのか、その中で特に重要なのは親が働くことに幸せ を感じているかどうかです。会社がやりがいと希望を持って働ける場であることが、子供の人生にも大きく影響してきます。だから、私がやるべきことは子どもを直接サポートすることよりも、会社を変革することなのではないかと考えたのがコンサルタントになったきっかけです。
教えとなった人、影響を受けた人について
新卒1年目の職場で仕事や人間関係がうまく行かなかったとき、それほど面識がなかっ た他部署の先輩にお声がけをして、食事にいくことになりました。店で合流して早々に、仕事や職場、上司への不満や愚痴を一通り語りました。黙って聞いていた先輩が10分ほどした時にふと立ち上がりました。「宮川君、わかった。すぐそこに本屋があるから、そこで「7つの習慣」という本を買って読んでごらん。じゃあね!」と言って去って行ったのです。読み終えた23歳の私は、衝撃を受けました。他責で反応的、依存と書かれている例はすべて自分に当てはまり、それに対して自責・自立・主体性という考え方が自分の中に概念として認識できました。この時に全てを理解できたわけではありませんでしたが、それから考え方、言動すべてが変わり、そして人間関係も仕事の成果も見違えるようになりました。
実際の中小企業の現場で起きていること、今後も貫いていきたい想い
自分が所属する組織の目的や目指しているものが何かわからないまま、目の前の仕事に一生懸命に取り組む。自分たちが顧客に提供すべき価値が曖昧なまま、やらなければならない作業に忙殺される。会社から何を求めら れているかわからない、会社としても何を求めているのかが曖昧であり、評価や承認される機会が少ない。会社と言っても個人商店の集まりであり、チームワークも、組織としてのノウハウの共有も感じられない。経営者も社員も皆がんばっています。しかしそれでも、上述したような症状が会社で起こっていて、なかなか解決できないのです。これらは、当事者では気付きづらく、解決することが難しい問題です。しかしちょっとしたボタンの掛け違いがな くなるだけであっという間に解決に向けての取組みをスタートさせることができます。そのためのきっかけとなる存在であり、経営パートナーとして、心はクライアント企業の一員として、頭は第三者視点を持った問題解決・育成・成長支援のプロとして取り組みます。